若者たち2014 第1話
若者たち2014 第1話 ストーリー
若者たち2014 第1話
2014年7月9日放送
「理屈じゃねえんだよ、結婚は」
佐藤旭(妻夫木聡)、ひかり(満島ひかり)、陽(柄本佑)、旦(野村周平)の兄弟は、東京・下町の年季が入った一軒家に暮らしている。4人のほかに、次男の暁(瑛太)もいるが、ある事情により家を離れていた。彼らは早くに両親を亡くしているため、長男の旭が親代わりとして兄弟たちを育ててきた。昔気質で頑固な旭は、お前たちを養ってきたのは自分だ、と口癖のように言うが、兄弟たちにはそれが煩わしく・・・。引用元:公式サイト
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公開日:2014.07.10
最終更新日:
ヒロ
このドラマの視聴率が余り良くなかったことを聞き、若い世代には既にこのような家族の信頼と絆をテーマにしたドラマは余り受け入れられなくなっているのか感じ、とても残念に思いました。私は46歳になる男性ですが、私たちの幼い頃はこのようなホームドラマがとても多く、どれも大変素晴らしい秀作揃いでした。ただドラマを見て感じたことは少し配役の顔がどれも整い過ぎること、また演技が平均的過ぎることや森山直太郎が歌うテーマソングを奇麗な声で確固よく歌い過ぎたりしたことなどで全体に画像が奇麗過ぎることでした。もっと日常生活感が溢れた泥匂さが滲み出ていて日常にある笑いや涙をごく自然に面白味を持って演じる配役陣(昔であれば田中邦衛・石立鉄男・緒形拳・昔の西田敏行・女性でれば若い頃の大原麗子)が演じれば、ドラマの前半で笑いをとり叙々にシリアスさや感動のシーンをごく自然に演じ、あるいは演出して視聴者の心をゲットできたのではないかと思います。かつて石立鉄男や西田敏行の一連のホームドラマには必ず笑いがあり、また、たまにホロッとさせられたり、自然に視聴者の目に涙が毀れてしまうような、ほのぼのとした雰囲気の中でもきちんと伝えるべきメッセージが伝わるホームドラマが多かったように思います。このドラマの配役陣も良かったのですが少しリアルに演技し過ぎようとしたりメッセージ性を重視しし過ぎドラマの面白さを欠いた部分があったように思います。現在、お笑い番組が大変多くの視聴者から支持を受けていますが、コントや芸にリアルさを求める視聴者は誰もいません。リアルさをコントに求めたら誰も見る人はいません。名作と呼ばれる(寅さん)にしろ、(無責任シリーズの平均)にしろ(時間ですよの家族)や(池中玄太)や(釣りバカの浜ちゃん)や(水もれ甲介)などの面々は、どこかにいそうですが存在しません。また、これらのドラマはリアルさよりも飽きさせない面白さを重視し、そこにメッセージを含めた話でした。だからリアルさばかりを追求しようとはせず、ドラマの過程や終盤に伝えたいテーマがあるならば、視聴者がチャンネルを換えることのないような笑いや人を引きつけるような展開が必要だと思います。見ている視聴者はドラマに日常を求めてはいません。変化を楽しんでいるのです。若者の苦悩ばかりを強調しては堅苦しくなり今の若者は特に見ることを避けてしまうように思います。このようなドラマには平均的な美男美女ではなく強烈な個性の持ち主とそれを抱擁するような脇役が必要だと強く思います。また明石家さんまや笑福亭鶴瓶やタモリや北野たけしなどの華のある面白芸人(面白い役者)が身内のおじさん役などで出演していたらもっと面白くなり、話題にもなり支持を受けたのではなかったかと思いました。今後(若者たち)の続編を作る機会があれば、また、特に見てもらいたいという力作のドラマを作るさいには、これらの伝統的ドラマ作りの手法を忘れてはいけないように思います。またこのようなドラマの歌も上手い歌手を起用するよりも下手でもいいから配役メンバーのコーラスなどのほうが良い味が出せてドラマへの説得力を増していき、より視聴者の心に響くのではないかと思いました。奇麗な声の歌手が歌うよりも八代亜紀や森進一やモンタヨシノリなどのハスキー声の人のほうが、より伝わる歌もあるという類のことです。